何も誇れぬ人生の記録

『ぼくは何も誇れないのが誇りだな』沼田真佑、影裏より

グラスマンの意志

線形代数ってめちゃくちゃ綺麗だ。
電車の中でグラスマンについての歴史的記述を読んだ。どうやってベクトルの概念が生まれグラスマン代数が生まれたのかがわかって面白い。やはり線分同士の足し算引き算掛け算という直感に基づいて発想が展開されていた。ベクトルは矢印じゃないって大学の線形代数では強調されるけどこれはミスリードなのかもしれない。むしろ幾何学的対象もそれ以外の対象もグラスマンの創始したベクトルという概念によって矢印の一種として統一的に記述できるということが大切なのだ。