何も誇れぬ人生の記録

『ぼくは何も誇れないのが誇りだな』沼田真佑、影裏より

2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

反省が足りない

感情論は無意味である。 個人的な目先の幸福は感情が支配していても、世界と関わる上では感情論は無意味であり、それどころかずっとずっと有害である。 なぜ俺は、数学の道で失敗したのか? あるいは、失敗してはいなかったのか? それ以前にもっとわかりや…

クラスについて

# 継承 class HelloForEver: def readline(self): # 自分自身selfが必須 return 'Hello.\n' class HelloFile(HelloForEver): def __init__(self, n): self.n = n def readline(self): if self.n == 0: return '' self.n = self.n - 1 return super().readlin…

高階関数 関数も項とできる関数(2階述語論理) '''辞書 d が与えられたとき、 最大の値を持つキー(複数個ならばそのいずれか)を返す関数 max_value_key(d) を、 max を使って定義してください。 ''' # 解答 def max_value_key(d): return max(d, key=lambd…

モジュールの使い方 '''モジュール名を付けないでこれらの関数や変数を参照できるように変更してください。 ''' #解答1 from math import sqrt, sin print(sqrt(2)) #解答2 from math import * # _付きの関数以外はインポートされる print(sqrt(2)) モジ…

イテラブルとイテレータ イテラブルからイテレータが作られる。イテレータは反復で消費される。 '''文字列 name をファイル名とするファイルの最後の行を 文字列として返す関数 last_line(name) を、 ファイルオブジェクトに対するfor文を用いて定義してくだ…

記憶力の文学に挑むものたち

脱構築とは、これすなわち記憶力の暴力である。 構築を否定し、なんでもかんでもandandandと際限なく繋げて並べていくのだから、そこには軽薄な差異と想起のダンスしかなくて、ただ単に記憶力がものをいう。 現代流行のこのポストモダン文学とは、記憶力の文…

ファイル入出力

def file_upper(infile, outfile): with open(infile, 'r') as inf, open(outfile, 'w') as outf: up = inf.read().upper() outf.write(up) with open('print-test.txt', 'w') as f: print('hello', 'world', file=f) file_upper('print-test.txt', 'print-t…

ループと else

for i in range(3): print(i) else: print('Done') # 上ではforの条件が偽になったときにelseが発動 for i in range(3): print(i) break else: print('Done') # 上ではループを途中でぬけるので発動しない for i in range(3): print(i) break print('Done') …

pythonでカレントディレクトリを取得 import os path = os.getcwd() print(path) # Out: C:\Users\hakun print(type(path)) # Out: <class 'str'> os.chdir('.\デスクトップ') path = os.getcwd() print(path) # Out: C:\Users\hakun\デスクトップ # この場合以下のどっち</class>…

listの扱い: 悪いコードと良いコード

悪いコード # Filter elements greater than 4 a = [3, 4, 5] b = [] for i in a: if i > 4: b.append(i) # Add three to all list members. a = [3, 4, 5] for i in range(len(a)): a[i] += 3 良いコード a = [3, 4, 5] b = [i for i in a if i > 4] # Or: …

再頻出の打ち間違い

(1) '=' と '-' の打ち間違い (2) '_' と '-' の打ち間違い (3) '*' と ':' の打ち間違い 全部ずっとアメリカ式のキーボードを使っていたことが原因。

# グローバル変数とローカル変数が関数内に共存するときのエラー greeting_global = 'Hello' def greeting(): print(greeting_global) greeting_global = 'Bonjour' print(greeting_global) greeting() # Global宣言(原則として利用しない) greeting_global …

# 問題 handle_collision def handle_collision(dic1, str1): index = len(str1) if index not in dic1: ls = [str1] dic1[index] = ls else: dic1[index].append(str1) return dic1 dic1 = {1: ['apple']} str1 = 'a' handle_collision(dic1, str1)

条件分岐の演習

def exception9(a): if a[0] == a[1]: for i in range(2, 9): if a[i] != a[0]: return a[i] elif a[0] == a[2]: return a[1] else: return a[0] exception9([1,2,1,1,1,1,1,1,1]) # 別解 def exception9(a): x = a[0] + a[1] + a[2] y = a[3] + a[4] + a[5]…

pythonプログラミング入門始めから2-2まで

1 演算子記号の**2を^2と、数学の書き込みではよくやるように書いてしまった。 また4/2*3=6と左から計算されるが、累乗の場合は4/2**3=4/8=0.5となり、右から計算される。ゆえに、2**2**3=256。 2 条件文中の真理値について。一般に空や0がFalseでその他はTr…

反省202211

・フリートークの時にちょっとお腹の調子が悪くなってガチガチになって、神経過敏の症状が出てしまった。 こうなると意識しても抗い難くて、黙り込んでしまったり、急に緊張が極まって泣き出してしまったりする。 自意識の過剰という社交上のモラルの面での…

柴崎友香 きょうのできごと 『レッド、イエロー、オレンジ、オレンジ、ブルー』 光で、目が覚めた。 右側から白い光が射してて、中沢が窓を開けて少し身を乗り出すのが黒い影で見えた。 (あらすじ) 小説は力まずに自分の頭の中の言葉を書けばいいのではない…

言語・真理・論理 第六章

倫理学と神学との批判 倫理的価値についての命題は経験的命題ではない。 1 我々は、「全ての(事実内容を含む)総合的命題は(過去の経験から未来の経験を予測するに役立つような)経験的な仮説である」と主張する。しかしこれには(倫理学者からの)反駁がある。…

文学作品の雰囲気と哲学的ベース

文学作品にも、英米哲学や大陸哲学といった哲学的基盤があるのではないか。 例えば、フローベールの作品に何らかの倫理的な指針のようなものは見当たらずそこにあるのは徹底した(時代や感情の)明晰化と分析であるので、これは英米哲学の先駆けと言える。 一…

言語・真理・論理 第五章

真理と確からしさ 1-14 真理の理論とは、単に命題の有効性を判断する基準を決める理論である。ある命題が真か偽かというときの、真偽それ自体は実在的な概念ではない。真理というのがそういう風にそれ自体で何か実体を持っているように見えるのは、命題を述…

言語・真理・論理 第四章

ア・プリオリなもの ア・プリオリな命題は論理と数学に関する命題である。ア・プリオリに有効性が認められるということは、同語反復であることと同値である。このようなア・プリオリな命題があると認めることは経験論と全く矛盾しない。なぜなら、このような…

吸いさしの煙が名残惜しく漂う暗がりで、細い影が頻りに骨ばった右手を上下させている。その行為の振動で、歪な丸テーブルは小刻みに揺れていた。周囲に物音ひとつないことに安心しきって、動きは大胆になっていく。端の皮が捲れた口元からよだれが垂れて、…

言語・真理・論理 第三章

哲学的分析の本質 哲学的分析とは陳述の、特に定義の、言語学的な観察であると前章で規定した。ここで、言語の構造の分析とは、まずその言語の中にある有意味な陳述を洗いざらいピックアップして、次にその中で同じ意味を表す陳述同士を結んでいくことである…

赤染晶子 うつつ・うらら 「わて、実はパリジェンヌですねん」 マドモアゼル鶴子は昭和四十二年からずっとこんなことを言っている。 (はじめ) うつつうららな観客の視点に立つ描写が展開する。街から重いぬるま湯が重い扉が空く度に流れ込んできて停滞してい…

言語・真理・論理 第二章

哲学の機能 哲学の仕事とは陳述の明晰化と分析のみである。ここでの分析とは陳述の言語学的な意味の観察であり、特に定義の問題の分析である。ゆえに哲学は経験科学一般とは競合しない。議論においては定義についての命題を事実的命題と取り違えないよう注意…

島口大樹 鳥がぼくらは祈り、(はじめ)あえて後から壊したような文体。ぼく、高島、あと二人の四人の物語。家族で僕の2歳の映像を観る場面から始まる。ビデオの中の今と語られているシーンの今とかたっている今のあえての混濁がある。この混濁は時間や文体だ…

大島真寿美 戦友の恋(はじめ)非常に面白い。漫画の原作者である主人公さきに久美子は私達友達じゃないんだよね、という。その逸話から二人で飲み歩いた出来ごとが回想され、自然な流れで出会いの場面に行く。さきは漫画家を目指す新人で久美子は新人編集者。…

罪と償い

リーマンの研究には、リー代数が用いられる。 リー代数の大元にはグラスマンの外積代数がある。 一方でグラスマンは数学の本質は形式であると言った。 さらにフローベールは文学の本質は形式であると、同じことを言った。 なので、この連想から僕はフローベ…

<台湾での学会発表>話のプロットすらできておらず、めちゃくちゃな発表と哀れみ。全部嘘 <帰国後の先生との面会>ひげそりに失敗して、血だらけで面会する。発表で失敗したと泣きつく。 <進学研究社を受ける>はじめ、怪文書をおくる。書類で通ってしまったの…

辻原登 Yの木(はじめ)独り身で団地に住む男がペットの犬を散歩に連れ出すシーン。その途中にYの形の木がある。今までは気にもとめていなかったが、妻がなくなってから気になっている。その犬との出会いが回想される。(おわり)59歳で自決したある男を回想しな…