何も誇れぬ人生の記録

『ぼくは何も誇れないのが誇りだな』沼田真佑、影裏より

2022-11-24から1日間の記事一覧

言語・真理・論理 第六章

倫理学と神学との批判 倫理的価値についての命題は経験的命題ではない。 1 我々は、「全ての(事実内容を含む)総合的命題は(過去の経験から未来の経験を予測するに役立つような)経験的な仮説である」と主張する。しかしこれには(倫理学者からの)反駁がある。…

文学作品の雰囲気と哲学的ベース

文学作品にも、英米哲学や大陸哲学といった哲学的基盤があるのではないか。 例えば、フローベールの作品に何らかの倫理的な指針のようなものは見当たらずそこにあるのは徹底した(時代や感情の)明晰化と分析であるので、これは英米哲学の先駆けと言える。 一…