何も誇れぬ人生の記録

『ぼくは何も誇れないのが誇りだな』沼田真佑、影裏より

論理実証主義者の姿勢

興味深いのは、倫理的問題に対して慎重な態度を取っていることだ。

1) その命題はロジックに関するものか?

2) その命題は事実に関するものか?

3) その命題は倫理的なものか?

あらゆる陳述はこの3段階のステップで検証される。

倫理的な考察はつねに最後にくるものなのだ。しかし、日常で目にする陳述にはいきなり3つ目の倫理的な主張が飛び出してくるものが実に多い。

これは感情を揺さぶる罠であるから気をつけることが必要だ。