何も誇れぬ人生の記録

『ぼくは何も誇れないのが誇りだな』沼田真佑、影裏より

総合数学としての分析哲学

エイヤーの教科書を読んで思ったのだが、分析哲学とは合理論と経験論の融合であり、その方法には縦横に数学が使われているということだ。

考えや命題を分析的に考察していくときには、数学の演繹的な側面、記号論理などの形式を用いる部分が効いてくる。

一方で事実を含みうる仮説を検証するときにも、やはり統計学に代表される数学が使用される。

これは分析哲学だけでなくて、データ分析でも同じだろう。

さて、この分野の冒険をするために何が大切だろうか。

1) まずは論理学のトレーニング。とくにスマリヤンなどのトンチのきいたものを学ぶと問題発見の糸口を分析する修練になる。

2) また統計の理論と実装に習熟することも必要だ。

3) あとはデータを引っ張ってきて利用できる形に整形する技術