何も誇れぬ人生の記録

『ぼくは何も誇れないのが誇りだな』沼田真佑、影裏より

<台湾での学会発表>
話のプロットすらできておらず、めちゃくちゃな発表と哀れみ。全部嘘

<帰国後の先生との面会>
ひげそりに失敗して、血だらけで面会する。発表で失敗したと泣きつく。

<進学研究社を受ける>
はじめ、怪文書をおくる。書類で通ってしまったので、面接を受ける。失敗。怪文書を送る。デートしませんか。

<ジモティでごみ拾いボランティアを募る>
友達に妙なビジネスに誘われたり、説教されたりで自信喪失し頓挫する。しかし、そのメンバーの一人から誘われ、3人でごみ拾いをする。

<あるとき、喫茶店に呼び出されニュースキンの勧誘>
自由を手に入れられるなどど、アバタの彼に力説される。

<アパートに奇怪なカレーが届く>
お礼をいう。その後、停電したとき、かれのせいを疑う。

<一人でもごみ拾いをする>
えらいねと言われたり、カブトムシやたぬきやヒキガエルと出会ったりする。

<パニック障害を克服し、おもしろい人間になるためのトレーニングに取り組む>
毎晩、街に出て百人切りに取り組む。人が怖いことを克服するんだ。

<腕試しに清掃員の仕事をうける>
地域に貢献したいという純粋な気持ちも芽生えていた。若い男と現場の前で面接をし、採用される。恥ずかしく力の入った履歴書を見せつける。

<ヨーカドーも受ける>
筆記すらできない。説教がきいていた。相手の名前をよび、この仕事ずっとここで?などきく。担当が変わったら惜しいという素振りを見せようと頑張る。彼は日本のぐちを演説する。挨拶、慕われている。コートを脱がなかったのだ、僕は。

<ひぐらしさんとお仕事>
初日に遅刻をしてしまう。迷ってしまう。電話が来る。
彼女でトレーニングしようとする。一緒に帰ったりする。
告白する。指輪をつけるようになる。
ゴミ出しのときに、警備員といつも目が合う。気持ちが良い、清々しい。
だけどなんでやめたんだ?
実際よりも、空想の中で彼女とたくさんはなし、我が輝ける日々と名付ける。

<初回の講義でパニック発作を起こして泣き崩れる>
その時の場面、学生さんとの会話。何を話したか。かれとの対比に苦しんで、ひたすらはずかしい。そして、可愛い彼女の表情も焼き付く。


ひぐらしさん
先輩
作家志望の学生